測地ドーム
Richard Buckminster Fullerによって考案された幾何学形状[1]. 球面を均質に細分化する多面体.
正二十面体
ここでは正二十面体を用いて作成することを考えるため, まず正二十面体を作る. 正二十面体の作成は[2]を参考にしている.
各辺の分割と頂点の生成
正二十面体のすべての辺に対して分割を行い, 球の中心からの半径が変わらないように新たな頂点を生成する.
面の分割
分割前の面を構成する辺から生成された頂点を使って 面を4つに分割する.
再帰分割による面の増殖
新たに生成された多面体に対し, 辺の分割,頂点の生成,面の分割を再帰して適用することで より球体に近い多面体を生成することができる.
分割による性質
を それぞれm回分割後の面,辺,頂点の数とする. それぞれの初期値(正二十面体)は である.
分割の回数とそれぞれの増加量は以下のように求められる.
分割結果
分割回数0(正二十面体)
分割回数1
分割回数2
分割回数3
参考文献
- [1] Fuller, Richard Buckminster. Building construction, US 2682235 A, 1954
- [2] 正多面体